ミナ・ペルホネン

こんにちは。杉田です。



ミナ・ペルホネンというブランドのデザイナー 皆川明さんが書いた「皆川明の旅のかけら」という本。



前にもブログで書いたことがあるのですが、何度読み返してもいい。



このブランドは生地からオリジナルのデザインをおこして服作りをしている。洋服が歴史として積み重なっていき、物語を作っていくような服作り。



そして、この本はまるで詩集みたい。



「人がつくるものは自然界にある花や生き物と違って、人の意識が形に含まれているところが一番の魅力ではないだろうか。その意識の強さは形の存在感につながっていて、僕たちはその形を通して見えない意識を美しさとして感じ取るのだろう。
服のスタイル、様式はとても速く大きく変化している。それは確かに時代の変化と並行していて、時代を表現している。自分たちの物作りも、今を生きているから見える視点で作っていきたい。けれどそれは、初めたときの最初に生まれたものともつながっていきたいと思う。」



すごく好きな一節。



考え方に共感して、この服が着たいと思うこと。
それは顔かたちが似合うかどうかを超えて、その人らしい服となるんだと思う。