ヴィヴィアン・ウエストウッド

ブランドの名前は知っていても、デザイナーの人柄やどういう信念で作られているのか、服の特徴などは、知らないことが多いと思います。
何も知らずに服を見ていると違いがよくわからず、みんな同じに見えたり・・ありますよね。
というわけで、今日はヴィヴィアン・ウエストウッドの記事です。


洋服に興味のない方でも、このマークは見たことがあると思います。


現在75歳で今でも活動を続けていらっしゃる、ヴィヴィアン・ウエストウッドさん。イギリス人です。ファンキーなポートレート写真が沢山あります。



「わたしにはオーソドックスなものに反発する時計が組み込まれているの」というヴィヴィアン。



最初はパンクファッションを手掛けています。その時のパートナーがマルコムマクラーレン。29歳の時に出会い、それからパンクファッションを扱うショップで自作の服を売り始めます。


マルコムマクラーレンは、二人のお店「SEX」に出入りしていた若者を集め、セックスピストルズというパンクロックバンドを売り出した人です。写真はセックスピストルズのメンバー。


下写真は「SEX」というお店のワンショット。右の真ん中にいるのヴィヴィアンです。


ありとあらゆるものを疑ってかかるパンク精神と、歴史を紐解き現代風に甦らせるデザイン力が素晴らしく、「フェミニンとは何か」「セクシーとは何か」「女性らしさとは何か」を追求し、独自の美意識を追及しています。


例えば、中世のコルセットを再構築したミニクリニとコルセット。


イギリスの伝統柄、タータンチェックを様々に取り入れたスーツ。


セックス・アンド・ザ・シティでキャリーが着ていたウエディングドレスはヴィヴィアンのドレスです。きれいなだけでなく、強さを感じさせます。


ヴィヴィアンは洋服の正式な構成技術を学んではいませんが、独自に探求し続け、いまやその技術がブランドの成功を支えています。
そして、1992年には大英帝国勲章を授与され、私生活では元教え子であったアンドレアス・クロンターラーと2度目の結婚をしています。



伝統を愛しつつ、歴史に染まらない。
パンクファッションだけでなく美しいドレスも作る。
一見対照的に見えるこれらの要素も、ヴィヴィアンの中ではセクシュアリティを追及する過程の一幕にすぎないのかもしれません。



今日もブログにいらしていただき、ありがとうございます。
初めてヴィヴィアンに興味を持ったのは、この指輪をしているショップ店員さんを見かけた時です。風の谷のナウシカに出てくるオームみたいで、気持ち悪いような、かっこいいような・・衝撃的だったんですよね。

パーソナルスタイリスト「スタイルクラブ」 /連絡先:info@styleclub.jp
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