判断基準を作る

鏡の前に立った時、着ている服やコーディネートがよいかどうかの判断ができないという悩みをよく聞きます。


その原因のほとんどは服に対する判断基準をもってないから、なのかなーと思っています。


昨日久しぶりに甘酒が飲みたくて、酒粕を買ってみました。作ってくれた母が「どのくらいお砂糖と水を入れるのがちょうどよいのか、加減が曖昧でよくわからなくて…ちゃんとお店で飲んで味を知りたい」って。


別に昨日はじめて甘酒を作ったわけでもないし、ちゃんと美味しいんです。でも、いつもこれでいいのかって思いながら作っていたのを聞いてびっくりしました。服のコーディネートと似てると思ったワケです。


例えば、年齢的にどうなのか、太って見えていないか、昔買った服だけどまだ着れるか、この色の組み合わせはおかしくないか。
素敵な装いを目指す前に、私たちはまずこういう壁にぶち当たります。


本や雑誌にもヒントが載っているけど、大勢に向けて書かれたヒントを自分仕様に咀嚼するにも、やっぱり判断基準が必要なんですよね。


それを身につけるのは、やっぱり行動しかないのかなと思います。お店で試着を繰り返してみる。店員さんの意見を聞く。町行く人の服装を観察する。とか。
すると、自分専用のスケールが作られていくんじゃないかと。最初は10センチ間隔だったのが、1センチ間隔、1ミリ間隔と、段々精密になるのも面白い。


個人的には、最初にラフなスケールをプロに聞いて作ってしまうのは賢い方法だと思う。
どうしてこの服がよいのか、というのを丁寧に説明させてもらうと、何となくわかる位の大雑把なスケールが出来上がる。それを元に精度をあげるほうが、1から作るより楽かも。


今日もブログにいらしていただきありがとうございます!
洋服に限らず、自分のスケールを持つっていうのはいいなと思います。

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